ラテン語の名詞変化:第三変化形(2)
前回の続きです。第三変化形はパターンが多いのですが基本は主格呼格単数と属格単数の二つを覚えればあとは形式通りになります。前回は 主格単数とその他で子音が置きかわる dux, ducis, m...
古典言語の学習で迷わないために
前回の続きです。第三変化形はパターンが多いのですが基本は主格呼格単数と属格単数の二つを覚えればあとは形式通りになります。前回は 主格単数とその他で子音が置きかわる dux, ducis, m...
名詞の第三変化形は変化に富んでいます。語幹のパターンが豊富なことに加え語尾変化にもバリエーションがあります。性については大きく男女共通のパターンと中性のパターンの二つに分かれます。今回は先に語尾変化の...
第二変化形はカバーする語彙の範囲が広く前回の基本的な説明で書ききれなかった部分を追記しておきます。男性名詞の主格は-usで終わりますがそのうち-iusで終わるものは呼格単数が変わります。また男性名詞で...
形容詞は数と格の変化の他に性の変化をします。修飾する名詞の性に一致させるように変化するので例えば女性名詞の変化は女性の変化をします。ここでは第一第二変化形をみます。男性の変化は名詞の第二変化形の男性と...
名詞の第二変化形あるいは第二曲折形は男性と中性名詞の二つのパターンがあります。主格、呼格、対格でこの二つの間で違いが出てきます。また第一変化形の女性名詞と変化形に共通点があります。 第二変化形の名詞...
ラテン語の名詞変化はほとんどのテキストの最初の方で扱われています。単数複数の2の数と6つの格の12の変化があります。ただ実際には同じものもあるので変化を覚えるだけでなく文脈で見極める技術も必要です。今...
以前ラテン語を中心にして格の説明をしました。 文法の格 今回はギリシア語の格に焦点を当てます。 ギリシア語の格は主格、呼格、対格、属格、与格の5つです。ラテン語にある奪格はありません...
名詞句とは 名詞句とはある物事を指す一連の単語のグループのことです。以下例を挙げます。 リンゴ 赤いリンゴ 見たことのないリンゴ ほっぺたが落ちそうなくらい甘いリンゴ ...
単数と複数について 英語で名詞の単数・複数というのは散々見たと思うのでそれほど説明は必要ないと思います。英語では単数はsingular、複数はpluralと言います。 数についての分類はこれに...
文法の性とは 日本語で「性」という概念に対応する英語は二つの系統があります。一つは生物学上の性別を意味するsex、もう一つは社会的な役割を意味するgenderです。昔はこの二つの言葉は交換可能でした...