
巫女の予言(1)前章
古エッダのVöluspáという話をゆっくり読みたいと思います。Völuspáは複合語でvölvaは「女預言者」、spáは「予言」を意味します。テキストは写本により異なる部分があるのですが適宜それらしい...
古典言語の学習で迷わないために
古エッダのVöluspáという話をゆっくり読みたいと思います。Völuspáは複合語でvölvaは「女預言者」、spáは「予言」を意味します。テキストは写本により異なる部分があるのですが適宜それらしい...
dūcō,dūcere「導く」は多くの英単語の元になっているラテン語の動詞です。過去受動分詞はductusです。英語になると能動態はduce「導く」、受動態はduct「導かれる」という形になります。英...
ギリシア語でμέλᾱς / melas / メラースは「濃い色の」「黒い」「暗い」などを意味する形容詞です。このような色のものを表現する時にこの形容詞が使われています。この対義語はλευκός / l...
ギリシア語のὁ λόγος は「言葉」という意味ですが他にも「議論」「述べること」「物語」などの意味も持ちます。動詞 λέγω は「話す」という意味です。 ロゴス logos ギリシア語の単語が...
ギリシア語で「家」「部族」のことをὁ οἶκος / oikos / オイコスと言います。人の活動や生活についての言葉がここから派生しています。 経済 economy 家の財産を管理する人のことを...
古エッダに『巫女の予言』Völuspáという話があります。古エッダは詩の形式でもあるので物語であると同時に詩でもあります。北欧神話の神々の物語がまとめられたものです。この物語が成立する前にはこの内容に...
『散文のエッダ』 The Prose EddaのギュルヴィたぶらかしThe Deluding of Gylfi (en.) Gylfaginning (ON)の中で北欧神話の中心的な神オーディンÓði...
今回はcolo「耕す」「居住する」「生活の糧を与える」という意味の動詞を見ます。過去分詞はcultusです。 カルチャー culture cultusに由来する名詞culturaから来ています。「...
今回はラテン語のvideo「私は見る」という動詞から派生したものを見ます。すぐわかると思いますが英語のビデオvideoという単語と同じです。ラテン語のvはヴではなくウの音なのでその後に母音がくる場合ワ...
ヴァイキングの時代には詩は神オーディンÓðinnの贈り物と理解されていました。オーディンはゲルマン民族の神で戦いと死を司ると同時に詩や知恵やルーン文字の神でもありました。詩人は同時代の人々に賞賛され、...