ギリシア語入力について

ラテン語と違いギリシア語はギリシア文字 Greek Alphabetを使うためキーボード入力も知識が必要になります。また古典ギリシア文字は現代ギリシア文字よりアクセントや記号が多いため現代ギリシア語の入力より複雑です。

今回はWindows7の日本語キーボードで調べましたが他のバージョンでもほぼ同じだと思います。

ギリシア語キーボードの導入

コントロールパネルの「地域と言語」を開いて「キーボードと言語」タブを選んでください。「キーボードの変更」ボタンを押すともう一つ「テキストサービスと入力言語」ダイアログが出てきます。

「全般」タブにあるインストールされているサービスの「追加」ボタンを押すと「入力言語の追加」ダイアログが出てきます。

ギリシア語（ギリシア）のキーボードから「ギリシア語Polytonic」にチェックをいれ「OK」を押してコントロールパネル全体も終了します。

テキストエディタを開いてALT+SHIFTを押すたびに入力言語が切り替わるはずです。言語バーをみると日本語が「JP」となっているようにギリシア語が選択されているときは「EL」となるはずです。

基本はローマ字とギリシア文字の音価が対応するものになっていますが一部不規則なものがあります。大文字にするにはSHIFTキーを使うのはアルファベット入力と同じです。

以下対応一覧です。

できるだけ音価の同じものを対応させて、対応できないものにはローマ字で余っているキーを当てているようです。注意するべきキーは赤字にしておきましたがそれ以外はすぐ慣れると思います。

母音に付く各アクセントや有気無気記号などはデッドキーを使って入力します。デッドキーとはそのキーを押して離しただけでは入力されず、次の入力を待つキーのことです。次のキー入力の内容とデッドキーとの組み合わせで文字の入力が完了します。

ἀが入力できましたか？こちらも一覧にします。

デッドキーの種類が多いのでどこかにメモしないと使いこなすのは難しいと思います。私はクリアケースに入れて下敷き代わりに使っていました。