ギリシア語の動詞:活用についての諸注意
動詞の変化の事を日本語で活用、英語でconjugation、フランス語でconjugaisonと呼びます。 ギリシア語の活用は不規則なものが多く非縮約型-ω動詞として見てきた λυώのように行か...
古典言語の学習で迷わないために
動詞の変化の事を日本語で活用、英語でconjugation、フランス語でconjugaisonと呼びます。 ギリシア語の活用は不規則なものが多く非縮約型-ω動詞として見てきた λυώのように行か...
接続法中受動態 接続法の中動態と受動態について注意するべきところは接続法能動態と共通しています。 接続法は直説法第一時制の人称語尾を使います。接続法は長母音の語幹母音 η/ωが入るのが特徴です...
分詞の変化 分詞においても語幹の母音-υ-の長短は同じです。 現在と未来とアオリストの能動態と中動態、完了の受動態で長母音 それ以外は短母音です。 アクセントは一般に可能な限り...
中動態と受動態の人称語尾は同じですが時制と態によって挿入される接中辞が異なるため、接中辞の入る未来やアオリストでは変化形が異なります。接中辞の入らないその他の時制では中動態と受動態は同じ変化になります...
命令法 現在とアオリストがあります。命令法のアオリストには過去の意味はなく繰り返しなしの一度きりの動作を表します。これに対して現在は継続や繰り返しの動作を表します。 現在能動態 語幹に語幹母音と...
接続法能動態 接続法は直説法第一時制の人称語尾を使います。接続法は長母音の語幹母音 η/ωが入るのが特徴です。直説法に見られるような短母音ε/οと異なることに注意してください。 現在 純語幹 λ...
非縮約型-ω動詞の変化を見ていきます。例にするのはλύω「緩める」「解放する」です。この動詞は変化がわかりやすく伝統的に例に使われます。語幹の母音の-υ-は現在と未来とアオリストの能動態と中動態で長母...
ギリシア語の動詞変化は多様ですがいくつかの種類に分類することによって変化を予測することができます。 大きな分類としては原形として使われる直説法一人称単数の終わりが-ωのものと-μιのものに分かれ...
希求法現在能動態 希求法の人称語尾は直接法第二時制の人称語尾を取ります。 変化形 理論上の形 単数 一人称 εἴην *ἐσ-ιη-ν 二人称 εἴη...
ギリシア語動詞のεἰμίの変化をまとめます。この動詞は英語のbe、フランス語のêtre、ドイツ語のsein、ラテン語のsumに相当する最重要動詞です。 不規則変化が多く、すべての変化の揃っていな...