巫女の予言(12)ドヴェルグのカタログその2
第12スタンザは引き続きドヴェルグ族の列挙です。グールドの『ドワーフの名前』を参考にできる限り由来を調べてあります。 テキスト Veggr ok Gandálfr, / Vindálfr, Þor...
古典言語の学習で迷わないために
第12スタンザは引き続きドヴェルグ族の列挙です。グールドの『ドワーフの名前』を参考にできる限り由来を調べてあります。 テキスト Veggr ok Gandálfr, / Vindálfr, Þor...
第11スタンザからしばらくはドヴェルグ族の名前が延々と列挙されます。この部分は後から足されたとの説もありあまり重要視されることはありません。確かに名前をカタカナで並べるだけであればそうでしょう。ここで...
第10スタンザでドヴェルグ族の創造の過程について語っています。 テキスト Þar var Móðsognir / mæztr um orðinn そこでモーズソグニルは 最も偉大なものとなった ...
3人の巨人族の娘たちの出現によって神々は再度会議を開きます。神々のうち誰かがドヴェルグ dvergrという妖精の種族を創造することになります。ドヴェルグは一般に英語経由で日本語化されてドワーフdwar...
第8スタンザは楽しげな神々の様子とそこに迫る暗雲について書かれています。 テキスト Tefldu í túni, / teitir váru, 神々は中庭でチェスに興じ 楽しげであった var...
第7スタンザではアース神族が祭事と鍛治を行う様子が語られています。祭事と鍛治は文明社会の象徴と思われます。 テキスト Hittusk æsir / á Iðavelli, アース神族はイザヴェル...
まだ物事の秩序立っていなかった若い世界に神々が集って天体やその動きに名付けをするのがこの第6スタンザの内容になります。この「名付け」は、単に呼称をつけるだけでなく天体の運行を統制することも意味している...
第5スタンザには太陽と月と星座の記述があります。白夜の表現とも取れる北方独特の描写です。 テキスト Sól varp sunnan, / sinni mána, 月の追跡者である太陽は 光を南か...
第4スタンザでユミルの時代の後人間の住む世界が生まれます。これはオーディンたちの働きによるものでした。 テキスト Áðr Burs synir / bjöðum um ypðu, その昔ブルの息...
第3スタンザには原初の巨人ユミルとギヌンガガプと呼ばれる大きな裂け目について語られています。 テキスト Ár var alda / þar er Ymir bygði, その昔、巨人ユミルが生き...