ギリシア語の動詞:εἰμίのまとめ1
ギリシア語動詞のεἰμίの変化をまとめます。この動詞は英語のbe、フランス語のêtre、ドイツ語のsein、ラテン語のsumに相当する最重要動詞です。 不規則変化が多く、すべての変化の揃っていな...
古典言語の学習で迷わないために
ギリシア語動詞のεἰμίの変化をまとめます。この動詞は英語のbe、フランス語のêtre、ドイツ語のsein、ラテン語のsumに相当する最重要動詞です。 不規則変化が多く、すべての変化の揃っていな...
接続法の形態 接続法のときには直説法での語幹母音のοやεがωやηになります。以下は能動態の現在で比較しています。 直説法 接続法 単数 一人称 λύω λύω ...
ギリシア語の動詞の変化は例外があるもののその形態に共通性があります。すべてをまる覚えするのは大変なのでその形態を最初に抑えておくと変化形の特定が随分楽になります。 概要 人称語尾 以下は態と時制...
時制の続きです。 第二時制と言われる未完了、アオリスト、過去完了は直説法で動詞の先頭にε-がつきます。例えばλύω「解放する」の未完了はἔλυονです。また母音から始まる動詞はε-が付く代わりに...
ギリシア語の動詞はラテン語同様に複雑に変化します。ラテン語はフランス語やイタリア語などロマンス諸語の祖語であるため、これらの言葉との文法の対応関係が明確です。しかしギリシア語はロマンス諸語とは系統が異...
大まかなところは接続法完了受動態と同じです。ただしsumの活用は接続法不完了能動態です。 変化の概要 sumの接続法不完了能動態は以下の通りです。 sum 一人称単数 ...
接続法の過去完了能動態は完了語幹に接辞-isse-がついた後人称語尾が続きます。 この接辞-isseの人称語尾なしの形は不定法完了能動態と同じ形になります。これは不規則活用をする動詞にも等しくみ...
完了語幹から作る受動態は2語で構成されます。過去受動分詞と活用したsum使います。過去受動分詞は性と数で変化するため主語の性と数に一致させるようにします。ここまで直説法と全く同じです。ただしsumの活...
接続法の完了能動態は完了語幹に接辞-eri-がついた後人称語尾が続きます。 語尾について 接続法完了能動態と直説法未来完了の能動態は変化がとても似ています。完了語幹につくところは同じなのですが語尾...
接続法不完了の受動態は能動態と同じ語幹と不完了接辞-re-を使います。 能動態と受動態の人称語尾の比較 能動態と同様に第一活用の語幹の-a-、第二活用の語幹の-e-、第四活用の語幹の-i-は全て短...